仕事するなら派遣スタッフのほうが儲かる?

世間では一般的に「正社員のほうが良い」といわれますが、正社員の初任給というのは決して高くはありません。

例えば、月給18万円であれば、手取りで12万円ほどになってしまいます。それは、厚生年金、社会保険、雇用保険、住民税、所得税など、正社員の場合、かなり多く引かれてしまうからです。

仮に月20日、毎日8時間仕事をしたとして、160時間の労働で12万円というと、時給換算1,250円です。

一方で、派遣の仕事の求人広告を見ていると、時給1,500円というのはザラです。時給1,500円で160時間働けば、24万円。派遣の場合、雇用保険など引かれる項目が少ないので、手取りで20万円切ることはないでしょう。

そういったことから、世間的なイメージはともかく、手取りの高く、儲かる派遣スタッフの仕事を敢えてされているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、例えば20代前半であれば、そういった考えで派遣スタッフとしてして働くというのもありですが、30代になるころには当初手取りがたったの12万円だった正社員の方も、手取りが20万円前後になっている可能性はあります。

方や20代の頃は儲かる状態だった派遣スタッフの方は、長期的に一つの職場で働くことができずに、給与は上昇しません。さらに、20代の頃は比較的簡単だった転職も容易ではなくなります。

派遣を選んだ方は、「正社員よりも儲かる」という一時的な状況を求めた結果、年齢が高くなるにつれ、給与面では追いぬかれ、さらには最悪のケースとして新しい派遣先を見つけるのが困難になります。その結果、以前よりも給料の安い仕事に就かざるを得なくなることもあります。

現在、20代で派遣の方が儲かるかもと思っているのであれば、30代、40代の状況も想定しながら判断するべきでしょう。